
3月16日に行われた、アゾレス・サミットに行ってきました。アゾレス諸島は北大西洋のほぼ中央に位置する島で、ポルトガル領です。九つある群島の一つ、テルセイラ島で開かれた今回のサミットは、アメリカ・イギリス・スペインの各首脳が集まり、開かれました。いよいよイラクへの武力行使が本決まり?と言う事で、各国メディアも大集結です。
まずアゾレス諸島、遠かったです。南にあるリゾートアイランドくらいに思っていたので、てっきりロンドンから直行便があるものと高をくくっていたのですがとんでもない(もしかしたらあるかもしれないけど・・・)、ロンドンからリスボンまで飛んで、そこからはアゾレス諸島内最大の島、サンミゲル島へ、さらに乗り換え、目的地のテルセイラ島という行程。「ウーン大変そう」と思っていたところ、今回特別にリスボンからはポルトガル軍が輸送機で送ってくれるとの事。感謝感激。15日早朝ロンドン発、リスボンで待ちに待って夕方乗
り込んだのが写真のC130。輸送機でも機内
アナウンスと安全案内はありました。機内食
も密かに期待していたのですがこれはナシ。
乗り心地も良いはずが無く、3時間強のフラ
イト時間が4,5時間にも感じる空の旅でした。
結局、現地に着いたのが夜中の11時過ぎ。
自宅から17時間の旅でした。日本より遠いい。
会談が行われた場所はテルセイラ島の北にある米軍基地内(世界中どこにでもある)。田舎の島だけに米軍基地とは思えないほど普段はセキュリティー甘そうに見えました。さすがにこの日だけは一応、厳重警戒してましたけどね。さて、16日会談当日。まず、到着したのはイギリス・ブレア首相。BAのチャーター機、B777で予定より30分早く到着。次いでスペインのアスナール首相が政府専用機B707で登場。そして勿論、大物は最後。アメリカ・ブッシュ大統領がご存知、エアフォース・ワンに2機のF16を従えてやってきました。示し合わせたように英・西・葡の各首相が出迎え、めでたくフォトセッション。何か、飛行機の大きさがそのまま国力を象徴しているようで、結構笑えました。
さて、午後4時ほどから始まった首脳会談。当初の予定通り、1時間強で会談を終えた3人とホスト国の首相は、共同記者会見へ。しかし、1時間程度の会談のためにこんなところに来るとは、なんともはや、そんなに戦争したいかな〜? で、ここに集まった大半のメディアはこの記者会見のためにここに来たようなもの。まず、ホスト国を立てるためか、ポルトガル人記者が自国の首相に質問。これがまた、殆ど”意味ナシ”で外国人プレスはイライラ気味だったでしょうか。でも、この状況でもし日本がホスト国だったら、(ありえないけど)自国の首相に似たような質問をしてるのでしょうか。そう考えると笑えない。結局、30分程の記者会見も各国首脳が言いたい事を言っただけであえなく終了。その後、首脳達は三々五々、解散して行きました。
ところで、今回の生中継はEBUを使って行ったのですが、イマイチでした。なんでもスペイン・ポルトガル連合だったそうですが、IFBからライティングから不満だらけで、極めつけはマイク。夜の中継で、風が強かったのですがピンマイク、風防なしで使っていました。こちらが風防を要求すると、「無い」と言われてしまい、自分達の機材を走って取りにいく始末。イギリスやドイツ、フランスなどのEBUに比べると、ちょっと・・・?感は否めませんでした。人は良いのですけどね。
なかなか、ハードな出張でしたが輸送機に揺られるなど、楽しめました。実はポルトガルは初めての地で、楽しみだったのですが、実感するのは次回でしょうか。でも、アゾレスの食堂で食べたシーフード・ライス、メチャメチャ美味かったです。リゾットのようなものでファーヴィラスでした。その他の食事も美味しく、「スペインよりもポルトガルかな」、って気にさせられた旅でした。今度はもうちょい、ゆっくり行って見たいところです。もちろんプライベートで。
2003年3月19日 17:01:37
